04. 実家(元農家)の処分に行き詰っ ている。家財品もあってどうしよう。
ご相談者は60代男性。
実家が空き家になってからも定期的に通い、何年も管理してきました。
年齢的にそろそろ手放そうかと、地元の不動産業者に相談しましたが、
マイナス買い取りと言われてしまいました。
質問しても納得のいく説明がなく、どうしたものかと悩んでいた時に、
ニュースの特集でナカムラをみて、空き家相談に申し込みくださいました。
※ニュースの動画はこちら↓
「0円でも譲りたい」買い手がいない”負動産”大切な資産を負動産にしないために
~無料相談にて~
◆相談者様の質問と要望
・手放すにはどんな方法があるのか知りたい
・費用がいくらかかるのか知りたい
・手放すまでの流れを知りたい
・納得できる内容ならマイナスでもいい
不動産を手放す方法一覧をお見せしながら説明します。
どの方法も一長一短あって、自分はどれを選んだらいいのか分からないとおっしゃいます。
最適な方法を選ぶには、該当不動産の情報収集が必要です。
固定資産税課税明細書を拝見します。
相続登記されていない建物がひとつあることが分かりました。
※「相続登記とは」ページはこちら→
宅地として使っているのに地目が農地の部分がありました。
※地目とは→
手放す前に解決しなくてはならない課題があったので、
情報収集・課題整理サービスにお申込みいただきました。
※情報収集・課題整理サービスとは→
~情報収集・課題整理サービスの内容~
相続登記されていない建物は、大正時代に建てられた木造納屋です。
この建物は解体することになり、解体業者と相談者様の仲介をしました。
解体業者と現場で打合せをします。
庭の木を切らないと重機が入れられないと業者が言います。
相談者様へ人力で廃材を運ぶと費用が高くなることを伝え、許可をとりました。
解体工事が始まり、どんどん作業が進んでいきました。
現場監督から電話がきました。
見積り外の事案が発生したため、追加費用がかかるといいます。
そういったこともあるんですよと事前に説明していたので、
相談者様は快く承諾してくださいました。
無事、解体工事が終わりました。
(この追加費用がトラブルになりがちです。)
ナカムラが仲介するメリットは、「スムーズな取引」と「トラブル回避」です。
解体費というものは、決して安くありません。
でも、必要な費用です。かかるものはかかります。
内容に納得し、気持ちよくお支払いいただきたいので、丁寧な説明を心掛けています。
もちろん、業者さんにも丁寧な作業を求めます。
少々費用はかかりますが、解体トラブルを避けるための必要経費と
考えていただけたら嬉しいです。
次に農地の地目変更にとりかかります。
※地目変更とは→
行政書士と家屋調査士に見積り依頼をしました。
・農地から宅地への農地転用許可
・地目変更登記
・前段の建物の滅失登記
※滅失登記とは→
行政書士の先生に「何をやってもらいたいのか」をナカムラが整理してから依頼します。
先生方は仕事の効率がよくなります。
早いときは当日に見積書を送ってくれます。
その見積書を元に、相談者様へまた説明します。
相談者様、「もっと安くならんかねぇ」ポツリとつぶやかれました。
「妥当な金額なので、なりませんねぇ」
次に家財品処分にとりかかります。
家が大きい分、モノが多いのが田舎の家。
弊社の別サービス「ヤフオク代行出品」で売れそうなものはお預かりして現金化します。
※ヤフオク代行出品とは→
次に古物商さんを呼んで、買い取りしてもらいました。
納屋にあった畑道具は、これから農業を始める知人がいたので持って行ってもらいました。
なるべく費用をかけずにモノを減らすことも、物件によっては可能です。
残った家財品はそのままにして売ることにしました。
年内に手放したいとのご意向でしたので、
一般の方でなく業者にかってもらう方向で、声をかけまくります。
すぐ買主が決まり、契約成立となりました。
◆かかった費用
・課題整理サービス費用
・解体費
・行政書士費用
・家屋調査士費用
・不動産売買仲介手数料
合計 約130万円
◆ナカムラの一言
「ナカムラさんを信じて任せます」と言ってくださった相談者様。
だからこそ「出来ることと出来ないこと」をきっぱりと明確にお答えしました。
結果、先の不動産業者が提示したマイナス金額を大幅に圧縮することができました。
相談者様にとって最善のプロセスをご提示できるよう、
ナカムラは課題解決に特化したサービスをご提供しております。